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不人気業界の新卒採用。 成功をつかむための3つのポイント

「不人気業界」と呼ばれる業種の企業には学生がなかなか応募したがらず、採用を通知しても内定辞退されてしまうというケースも見受けられます。

ただし、不人気業界であるからといって新卒採用が不可能なわけではありません。不人気業界でも採用を成功させている企業も存在します。

そこで今回は、不人気業界でも新卒採用を成功させるためのポイントをご紹介します。

不人気業界とは

そもそも不人気業界とは、どのような業種を指すのでしょうか。
不人気業界には、「3K」と言われる特徴があります。3Kとは「きつい」「汚い」「危険」という言葉の頭文字をとったもので、主に建設業界や清掃業界、介護業界がこの特徴に当てはまるとされてきました。

最近では「新3K」という言葉もあり、これは「きつい」「帰れない」「給料が安い」という言葉の頭文字をとったものです。外食業界やIT業界、運輸業界などが「新3K」に当てはまると言われています。

いわゆる“ゆとり世代”や“さとり世代”の学生たちは、「ストレスに弱い」「リスクを回避する」という傾向があり、「3K」「新3K」のようなストレスやリスクを感じさせるイメージを持つ企業は、希望の就職先として選ばれにくい状況になっています。

不人気業界の採用を成功させる3つのポイント

不人気業界でも人気業界でも、採用を成功させるために必要なことは根本的に変わりません。ただし、人気業界では通用することが、不人気業界ではそのままのやり方では通用しないことがあります。そのため、方法をしっかりと考え、実践しなければなりません。では、どんな点に注意して対策をすれば良いのでしょうか。ここからは、不人気業界で採用を成功させるためのポイントを、3つに分けて紹介していきます。

ポイント1.採用にかけるリソースを見直す

不人気業界であっても、採用にしっかりとリソースをかけた上で、要点を押さえた採用活動を行えば、採用を成功させることができます。まずは、自社で採用にかけるリソースを見直していきましょう。

採用担当者には、採用活動に専念できる環境を

採用を成功させる上で、重要なポイントは採用にかける人員の見直しです。
特に中小企業では、採用担当者を専属で置くことが少なく、経営者や総務担当者がほかの業務と並行して採用活動を行っているケースが多く見られます。

採用を成功させるためには、採用担当者が抱えている業務を見直し、担当者が採用活動に専念できる環境を会社として用意することが大切です。採用に関する仕事が増える時期(会社説明会の開催から内定までの3~10月など)は、採用担当者には当番制の業務を免除するなど、負担を軽減する配慮を行うと良いでしょう。

採用活動は、他部署の社員にも協力を仰ぐ

人事・総務担当以外の社員も採用活動に巻き込むことができれば、採用の成功率はさらに上がります。例えば、営業の仕事に興味がある学生は、当然営業として働く社員の話に興味があります。社内で協力体制を構築し、説明会などで人事以外の社員が話をする機会を設けることができれば、より効果的に学生に自社への興味を持たせることができます。

ポイント2.「人の魅力」が伝わる採用活動をする

不人気業界では、仕事内容にネガティブな印象を持たれていることもあり、「仕事そのもの」を魅力として押し出したとしても、大手企業のように興味を持ってもらうことは難しいのが現状です。そうした状況でも学生に「この会社に入りたい」と感じてもらうためには、社員の「人としての魅力」を学生に感じてもらうことが、ほかの業界よりもさらに重要になります。

活躍している若手社員を会社説明会に登場させ、仕事の魅力ややりがいなどを語ってもらったり、採用サイトや入社案内に人の魅力が伝わるコンテンツを入れると良いでしょう。

少子化が続く日本社会では「就活売り手市場」はこれからも続きます。学生たちは、「選ばなければ就職先がある」のが当たり前の時代になっていくため、採用担当者は待ちの姿勢ではなく、自分から学生に「企業」と「人」の魅力を伝えていく必要があります。

学生には、お客様に接する際と同等の敬意を払う

採用担当者が会社の魅力を伝えるセールスパーソンと考えれば、学生は、お客様と同じ立場ということになります。学生と接する際には、お客様と同等の敬意を払いましょう。会社説明会では、ただ椅子に座って待つのではなく、自分から声をかける姿勢を持ちましょう。面接では、面接会場に入場してきた学生に挨拶をすることはもちろん、椅子に深く腰掛けたり、偉そうな態度を取ったりすることは避けてください。

お客様と同等の敬意を払っても、媚びることはしない

誤解されがちですが、お客様扱いすることと相手に媚びることは違います。相手を尊重した上で、採用担当者として伝えるべきことは曲げずに伝える姿勢が重要です。当然、嘘や誤解を与える情報も伝えてはいけません。言葉に限らず、態度も含め、相手にとって都合の良い受け取り方をされてしまうと、入社後にギャップが生まれ、早期離職につながることもあります。学生と接する際には、相手を尊重した上で真摯な態度で接しましょう。

ポイント3.会社の経営理念を伝え、学生の活躍を考える

面接で社員に魅力を感じたとしても、会社が何を目指しているのかが分からなければ、学生は入社に躊躇してしまうかもしれません。採用活動を成功させるためには、会社が持っている理念と目指しているもの(ミッション)を学生にしっかり伝え、その上で、学生たちが入社後どのように活躍できるのかを共に考える姿勢を持ちましょう。

社員全員が自社の理念を共有していることが前提

学生に「何のために働いているのか」を逆質問され、言葉に詰まってしまうような状態では、せっかく興味を持ってくれた学生を採用する機会を失いかねません。学生との面談に臨む前に、まずは社内全体で自社の経営理念・ミッションが共有されている環境を作りましょう。

どんな会社にも、事業を立ち上げようと思った理由がある

自社の経営理念やミッションと言われても、すぐに思い浮かばない、形式化してしまっていて実態が伴わないという場合は、会社ができたばかりの頃に経営者が目指していたものに立ち返りましょう。「自社が社会に提供している価値は何なのか」「なぜ事業を行っているのか」。こうした質問に明確に答えられる企業は、学生にとっても魅力的に映ります。

学生が「入社後に自分は活躍できる」と思えることが重要

採用活動では、単に学生に入社を促すのではなく、信頼関係を構築することを意識しましょう。自分が何を期待されているのかが分からない状態でただ入社をすすめられても、学生は不安になってしまいます。面接では、学生の長所も短所も素直に伝えた上で、自社として学生にどんなことを期待しているのかを伝えるようにしましょう。

あらかじめ、入社後の研修や育成計画について丁寧に説明することも、学生が抱いている不安を払拭するためには有効です。会社の目指す方向を伝え、一人前の社員に育てようとする環境があることを伝えることで、学生は入社後自分が活躍するイメージを持てるようになります。「とにかく入社させる」という思考ではなく、学生の「入社後の活躍」を共に考える姿勢が、採用の成功につながります。

採用活動に力を入れることで、悪循環が断ち切れる

ここまで、不人気業界の企業が採用を成功させるための3つのポイントを紹介してきました。すべてのポイントに共通しているのは、「学生を一人の人間として尊重する」という姿勢です。人手不足などの差し迫った問題がある場合、企業は自社の都合を中心に考えてしまいがちです。学生と自社の将来を共に考えることが、長期的には採用の成功につながることを意識し、採用活動に臨みましょう。