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【Vol.2】他業界で活躍してきた豊かな社会人経験を持ったミドル層のチャレンジが介護の未来を変える!

2015年12月、ワタミの介護株式会社の全株式を損保ジャパン日本興亜ホールディングス株式会社(現SOMPOホールディングス株式会社)が取得。介護業界大手となるSOMPOケアネクスト株式会社が誕生しました。これまでに培われてきた介護事業のノウハウ、そしてご入居者さまやご家族の方々に寄り添う想い。そこに、SOMPOホールディングスが保険事業で重ねてきたリスク管理への知見とノウハウが融合することで、新しいコア・コンピタンスを創出することになりました。
「売上や規模で業界1位を狙うのではなく、介護業界で働く人が豊かであることが高齢社会の未来につながる」…介護業界全体の充実というトップからの強いメッセージに呼応するように、採用の現場においても『未来の介護を切り拓くのは人だ』という信念を持って採用活動に取り組んでいらっしゃいました。

会社概要

企業名
SOMPOケアネクスト株式会社
代表者
代表取締役社長執行役員 遠藤 健
所在地
本社:〒140-0002 東京都品川区東品川四丁目12番8号 品川シーサイドイーストタワー12階
設立
1992年11月11日
事業内容
介護付有料老人ホーム事業、住宅型有料老人ホーム事業、通所介護(デイサービス)事業、訪問介護(ホームヘルプサービス)事業、訪問看護事業、居宅介護支援事業、サービス付き高齢者向け住宅
従業員数
7198名(パート社員含む) ※2016年9月30日現在
資本金
50億9500万円

介護の現場で働く人の『豊かさ』を考える

人材不足が恒常化する介護の現場。処遇や福利厚生の改善と共に、人材を育成する環境を整備することによって「働きがい」や「仕事への誇り」を持ってもらいたい。その想いが形になったのが、2016年4月に東京都港区に立ち上げたSOMPOケアネクストの『研修センター』でした。これは、スタッフの「技術を高めたい」という意欲に応え、介護技術やメンタリティの向上を実現するための施設です。さらに、研修期間後の配属先となるすべてのホームに教育責任者を配置したり、介護業界で導入が進んでいなかったICT:情報処理・通信技術にも積極的に取り組むなど、新たなスタッフを迎える社内体制が整えられていました。一方で、介護の仕事に対する従来からのイメージを覆すことは並大抵のことではない、という共通認識が採用の現場にはありました。

40・50代のミドル層への新たなアプローチ

これまで介護の仕事には、経験や資格が必要だと考えられていました。それに対してクイックからの提案は、経験や資格にこだわらない「まったく違う層にアプローチする」というものでした。それは、現在活躍されている現場スタッフの方々をタイプとスペックでスクリーニングした結果、「素直さ」「謙虚さ」「向上心」という3つのキーワードと豊富な社会経験がある人という人物像が浮かび上がってきたためです。この結果をもとに、異業種・異職種で活躍された方を採用ターゲットとしました。具体的には、50代までの営業系・販売系・IT系職種のマネジメント層に設定。実際に、入社後活躍していたゾーンをダイレクトに狙った採用活動へと転換したのです。

採用ターゲットの心に届く情報を

求人広告の制作にあたって工夫したのは以下の点です。まず、ひとつめは『業界未経験であることへの不安を払拭する』ということ。スローガンとして掲げている“未来の介護をつくる”ことから、研修やOJTでスキルと意欲の向上をはかって長く働けること。そして待遇についても「前給考慮します」と明確に打ち出し、ミドル層の不安を軽減させました。そのために採用担当者様に諸条件の見直しについてもご協力いただきました。また、広告内の工夫としては採用ターゲットの方々に振り向いてもらえるように、求めるマネジメント・リーダー経験の内容をわかりやすく記載。キャリアプランについても具体例を明示することで、将来の展望も感じられる広告が完成しました。

応募数152名、そして目標7名の採用に成功

新たな採用ターゲットを設定し、適切な設計に基づいた求人広告を出稿した結果、実に総応募者数は152名を記録。嬉しいことにマネジメント経験者に加え、介護資格保有者からも複数の応募がありました。また、業界未経験の志望動機も明確になり、想定していたターゲットからの応募は実に応募数の65%を占めました。結果、目標だった7名の採用に成功。そのなかにはICT分野での活躍が期待できるITエンジニアやサービスのプロフェッショナルであるホテルレストランのフロアマネージャなど、新たな介護の未来を創っていける人材を迎え入れることができました。

あとがき

世界が注目する高齢社会、日本…65歳以上人口が総人口に占める割合は26.7%、70歳以上人口は19.0%(総務省統計局_平成27年度調べ)。つまり日本人の4人に1人は65歳以上です。この流れがますます加速する日本にとって、慢性的な人材不足は介護業界でも最大の課題です。ICTを活用した業務の効率化、ロボットの導入による負荷軽減だけでは、抜本的な改革とはなりません。最終的には『人』なのです。ご入居者さまと同数のスタッフが勤務するホーム運営は、スタッフへのマネジメントが決め手となります。“仕事に活かすスキル”や“モノゴトの考え方・捉え方”は、豊富な社会人経験によって培われるものです。今回の予想以上の成果は企業様と共に、既存の採用枠にとらわれない人物像を考え抜いたからこそ。採用者の多くが「これまでの経験を活かしたい」「これからは人と向き合う仕事を通じて社会に貢献したい」と志望動機を語ってくださいました。40代を迎えたミドル層には、多様な価値観を持つ人、そして新たなやりがいを求める人が少なくないということも実感できる仕事となりました。