人材ビジネス用語集

中途採用 ちゅうとさいよう

「中途採用」とは、既に就業経験のある人を採用することです。「キャリア採用」ともいいます。

詳しく解説

既に職務経験のある人を採用することを「中途採用」といいます。この「中途」とは、終身雇用を前提とした場合に、定年に至る中途の地点で採用されることに由来します。 新卒採用とは異なり即戦力を求めるもので、個人の経験やスキルを重視する傾向にあります。

広がりを見せる中途採用ビジネス

中途採用は主に、退職による欠員の補充や、事業拡大に伴う人員募集を目的に行われます。
多くが職種別の採用になり、管理職などハイクラスなポジションも取り扱う点が新卒採用との大きな違いです。企業にとっては教育や研修コストを抑えて人材を獲得できるので、中途採用のメリットは大きいといえるでしょう。

中途採用転職者数の推移
※『労働政策研究報告書』 総務省統計局「労働力調査結果」を元にクイックが作成しました。

1980年代、バブル景気に乗じた企業は、多角経営や新規事業開発を活発化させました。そこで人材不足を補うために中途採用を実施。さまざまな企業が採用を行うことで、転職は労働者の可能性を広げる魅力的な選択と認識されるようになったのです。

一方、バブル崩壊後には大企業のリストラや倒産が相次ぎました。企業は人材育成のコストを抑えるため、専門的なスキルを身に着けた「即戦力」となる人材を求めて中途採用を行います。また、終身雇用制度や年功序列制度の崩壊を受けて、労働者の側でも「大企業に入れば一生安泰」という法則が崩れ、転職を検討する人が増えました。

2008年のリーマン・ショック後は企業が一時的に採用を控えたため転職者の動きも鈍くなりましたが、景気の回復とともに転職者の数は増加しています。
現在では労働形態の多様化に合わせて、キャリア採用やシニア採用、地域限定型採用などさまざまな中途採用が行われ、それを支援する中途採用ビジネスも広がりを見せています。

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