人材ビジネス用語集

無期雇用 むきこよう

「無期雇用」とは、期間に定めのない雇用を指します。一般には正社員の雇用契約がこれにあたります。

詳しく解説

一般に「無期雇用」とは正社員の雇用形態を指します。しかし、現代ではワーク・ライフ・バランスへの取り組みや働き方の多様化により、契約社員や派遣社員を無期雇用とする企業も増えています。

無期労働契約への切り替えが義務化

2008年、日本では派遣切りが相次ぎ、路頭に迷う派遣労働者が多数発生しました。この事態を重く見た政府は、2013年に労働契約法を改正し、「無期労働契約への転換」という項目を追加しました。これは、有期契約の労働者(派遣社員や契約社員、アルバイトなど、職場での呼称に関わらず契約期間の定めのある労働契約)が同一企業で5年以上働いた場合に、企業へ無期労働契約への切り替えを申請できる制度です。なお、申請された場合に切り替えを拒否することはできません。

無期労働契約の一番のメリットは、正社員でなくとも永続的に働ける環境にあります。契約期間もないので、契約終了に伴う「雇い止め」が起きる恐れもありません。このため、労働者は安定した収入を得ることが可能になります。また、派遣労働者は、紹介予定派遣による「直接雇用」への切り替えが行われれば正社員になることも可能です。

ここで問題となるのが、無期雇用社員の待遇差です。
給与の決定方法は、主に能力に応じて給与が変わる「職能給」と仕事内容によって給与が変わる「職務給」の2種類です。日本社会では多くの正社員が職能給で、年齢が上がるごとに昇給しています。一方アルバイトや派遣社員の多くは職務給で、仕事内容によって給与が決まります。
このため、無期雇用で仕事の条件が同じでも、正社員は昇給するのに対してアルバイトや派遣社員は変動なしという待遇差がありました。この格差をなくすために、同一労働・同一賃金を推進する取り組みが進んでいます。

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