人材ビジネス用語集

偽装請負 ぎそううけおい

「偽装請負」とは、労働形態が人材派遣でありながらも請負と見せかける違法行為です。

詳しく解説

偽装請負とは、契約上は請負の形を取りながら、人材派遣と同様の労働に従事させる行為です。業務請負は労働に対する単価が安いことから、人件費削減のためにしばしば行われてきました。偽装請負が発覚すると罰則が科せられます。

偽装請負は違法行為
発覚すれば厳しい罰則も

業務請負と人材派遣の違いは、仕事に対する指揮命令系統の所在です。
人材派遣の場合、派遣労働者は”派遣先企業”から業務に関する命令を受けます。このとき、派遣労働者と派遣先企業の間に雇用関係はありません。
一方、業務請負の場合は、労働者は雇用契約を結ぶ“請負会社”から業務に関する指示を受けます。請負先企業(発注者)からの指示命令を受けての業務はおこなわれません。

偽装請負は、労働者と請負会社が雇用契約を結んでいながら、仕事に関する指示命令は請負先(発注者)企業から受けるという、違法な労働形態です。

偽装請負は、主に製造業やIT業界で長年に渡って問題とされてきました。
請負は人材派遣と比べて人件費を抑えられることから、1990年代に製造業を中心に広まり社会問題となりました。派遣や下請けなどの間接雇用の増大も、偽装請負の拡大を助長したとされています。

2004年の製造業への派遣解禁や2007年の派遣期限延長を受けて偽装請負は減ってきていますが、未だに根絶には至っていません
もし偽装請負を行うと、「職業安定法第44条」及び「労働基準法第6条(中間搾取の排除)」に抵触し、「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」となります。この場合、罰則を受けるのは請負業者だけでなく、発注者も同様に罰則が適用されます。

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