人材ビジネス用語集

3K労働 さんけーろうどう

「3K労働」とは、労働条件が厳しく人々が敬遠する労働を指します。「3K」とは、「きつい」「汚い」「危険」の頭文字を取ったものです。

詳しく解説

一般的にはブルーカラー(現業系、技能系)とされる職種の労働環境や作業内容を表す言葉として知られていますが、勤務条件・労働条件の厳しい警察官や看護師、介護士などについてもこのように言われることがあります。英語では「Dirty, Dangerous and Demeaning」から「3D」と称されています。最近ではITサービス業界などにおいて劣悪な労働環境を表した「新3K」も話題です。これは「きつい」「帰れない」「給料が安い」の頭文字を取り、「新3K」としています。

過酷な労働環境を示す「3K」
人材不足の課題を抱える業界も

業界により「K」の意味は諸説ありますが、いずれも労働条件の厳しさや働く上で過酷な職場を意味するもので、特定の職種や業界・企業を表すものではありません。

「3K」という言葉は1990年頃から流行し、92年には「看護師の9k」が話題となりました。これは看護師の仕事の大変さを表現したもので、3Kに加えて「過酷」「給料が安い」「休暇が取れない」「帰れない」「婚期が遅れる」「化粧が乗らない」の6Kを合わせたものです。

さらに最近では、ITサービス業界の労働環境の悪さを示す「新3K」が話題となっています。このKは「きつい」「帰れない」「給料が安い」を表しています。仕事は生活時間の大半を占めるものですから、過酷な労働条件は心身に大きな負荷をかけます。そのため3Kの職場では、従業者が心身を病んだりすることも少なくなく、転職したりして辞める人が後を絶ちません。若年労働者の入職が減少し、後継者も育たないことから万年人手不足の状態に陥っている業界もあります。

しかし、すべての企業の労働環境が過酷というわけではありません。労働者の価値観の変化やワーク・ライフ・バランスの実現を踏まえて、職場環境の改善に取り組む企業も増えています。ブラック企業や過労死などが注目される世の中で、また、労働人口が減少傾向に向かう中で、いかに「3K」を排除していくかが企業の目下の課題となるでしょう。

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