人材ビジネス用語集

派遣切り はけんぎり

「派遣切り」とは、派遣先企業が契約期間の満了を待たずに派遣契約を打ち切ることです。契約を打ち切られた派遣元企業が、派遣労働者を解雇・契約更新の拒否した場合も「派遣切り」といいます。

詳しく解説

経営が悪化した企業が人件費を削減するために派遣契約を一方的に打ち切る「派遣切り」。別名「雇い止め」ともいいます。

社会問題となった派遣切り
「年越し派遣村」などの支援も話題に

派遣切りは2009年問題と大きな関わりのある出来事です。
2006年、改正労働者派遣法は派遣社員の契約期間を最長3年と定め、これを超える場合は直接雇用への切り替えを義務としました。このため多くの派遣労働者が、3年間の派遣契約を結ぶことになりました。つまり、派遣労働者の派遣期間の終了日が2009年に集中していたのです。

しかし、2008年の世界金融危機をきっかけに、日本では雇用状況が悪化。企業は経営コストを抑えるために、まず人件費の削減を検討します。そこで正社員に比べて契約を打ち切りやすい、派遣社員の人数を減らすことにしました。多くの企業が派遣切りを実施しました。契約期間が満了していないにも関わらず一方的に派遣契約を打ち切られてしまった派遣社員が大量に出たと言われています。

突然の派遣切りに遭ってしまった派遣社員の中には社員寮で暮らしている人も多く、突然の契約打ち切りにより家と仕事を失った人々が路頭に迷うこととなり、大きな社会問題になりました。

この事態を重く見た労働組合や支援団体は、2008年12月末、東京の日比谷公園に「年越し派遣村」を開設。人々に食事と寝床を提供するなどして支援を行いました。
当時は想定を上回る人々が集まり、厚生労働省が急遽省内の講堂を開放したり、生活保護の相談に応じたりするなどの対処も取られました。

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