人材ビジネス用語集

就職氷河期 しゅうかつひょうがき

「就職氷河期」とは、バブル崩壊後の就職難が社会問題化した時代を指します。

詳しく解説

就職氷河期とは、長期的な不景気を氷河期に例えた造語です。具体的には1993年から2005年頃までを指します。特に90年代後半~2000年頃までは、金融不安やITバブルの崩壊が重なり企業の採用意欲が著しく低下したため、「超氷河期」とも呼ばれました。 バブル崩壊で日本の景気は落ち込み、企業は人件費を抑えるために新卒採用の数を極端に減らしました。この時期に就職できなかった人々はフリーターや派遣という働き方を選択するしかなく、非正規労働者が増える要因となりました。

流行語にもなった「就職氷河期」
採用市場へ大打撃

就職氷河期求人数・就職希望者数・求人倍率の推移
※リクルートワークス『大学求人倍率調査』を元にクイックが作成しました。

「就職氷河期」という言葉が生まれたのは1992年。リクルート社の就職雑誌『就職ジャーナル』11月号に掲載されたのが始まりと言われています。1994年には新語・流行語大賞の審査員特選造語賞にも選ばれました。

バブル時代は、多くの企業が人材や設備、事業などあらゆる方面に投資を行っていました。好景気の波に乗り、皆が我先にと事業を拡大しようとしていたのです。しかし、バブルが崩壊してからは状況が一変。企業は財布のヒモをかたくします。

そして、コスト抑制を図るため、早々に抑制されたのが新卒採用の人数でした。新卒採用は、業績というリターンを得るまでに時間・労力を多大に要する投資だからです。また、不景気の中で企業が求めるのは「即戦力」であり、ポテンシャル採用ともいわれる新卒採用で得られる人材は、企業のニーズに合致しませんでした。

2000年代後半には、団塊世代が一斉に定年退職を迎えるのを見越して、採用を拡大する企業も増加しました。それからだんだんと求人倍率は上昇し、売り手市場へと転じてきています。

新着用語