人材ビジネス用語集

七五三現象 しちごさんげんしょう

「七五三現象」とは、就職して3年以内に中卒者7割、高卒者5割、大卒者3割が退職する現象を指します。

詳しく解説

七五三現象は1990年代頃から確認されていた現象です。ときに「七・五・三」の割合が「六・四・三」になることもありましたが、ここ20年の間で比率に大きな変化は見られません。 早期離職の理由はさまざまですが、主に仕事のミスマッチなどを原因に退職を決断する人が多いようです。そこで企業は、社員定着率の向上を図りさまざまな取り組みを行っています。

新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移
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※図引用:厚生労働省「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移

七五三現象を防ぐため社員の定着率向上を目指す

いつの時代も、企業は社員の定着率を高めたいと考えています。新卒採用を行い手塩にかけて育てた人材に退職されることは、企業にとって大きなダメージです。早期退職の主な理由は、「仕事が自分に合っていない」「思っていた内容と異なりつまらない」など。いわゆる「採用のミスマッチ」が大きな原因です。

※厚生労働省委託「若年者の職業生活に関する実態調査(正社員調査)」を元にクイックが作成しました。

※厚生労働省「平成21年若者者雇用実態調査」のデータを元にクイックが作成しました。

しかし、企業側としても細心の注意をはらい、選考を重ねて人材を選び出しているはず。なぜこのような事態が起こってしまうのでしょうか?
採用ミスマッチが起こる原因は、学生の理想と企業の現実のギャップにあります。

新卒採用は、採用活動の中でも特殊な状況です。
社会人経験がない学生は、説明会などで得た情報などをもとに入社を決めるため、仕事の全てを理解して入社するわけではありません。そのため、一定の割合で「思っていた仕事と違う」という人が現れます。また、会社が能力を認めても、個人が何らかの理由で「ミスマッチである」と感じる場合もあります。

早期離職を防ぐには、採用のミスマッチを少なくし、学生のイメージとのギャップを埋めていく取り組みが必要です。ただし、企業規模や環境、当人の状況によって対策は異なります。

最近では下記のような取り組みを行い、人材の定着を図る企業が増えています。

  • ・採用活動……採用設計を固め、きちんと情報提供を行うことで採用のミスマッチを減らす。等身大の企業を伝えることで「知らなかった」をなくす。
  • ・入社直後……先輩社員によるメンター制度などを導入し、新入社員が気軽に相談できる環境を作る。配属先の決定などで参考にする。
  • ・入社数年後から……責任ある仕事、興味のある仕事を割り当て、労働に見合った賃金を支払う。

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