人材ビジネス用語集

団塊の世代 だんかいのせだい

「団塊の世代」とは、戦後の第1次ベビーブームの時代に生まれた世代を指します。他世代に比較して人数が多いこと(団塊の世代は約690万人)から、かたまりを表す「団塊」という呼び名が付きました。

詳しく解説

第1次ベビーブーム(1947年~49年頃)に生まれた世代は、その前後の世代に比べて人数が顕著に多いのが特徴です。そこで作家の堺屋太一が「大きな塊になった世代」という意味で、「団塊の世代」と表現したことが始まりでした。この世代は文化や思想の面で共通していて、保守的で堅実な考え方を持つ人が多い傾向にあります。なお、団塊の世代を親に持つ世代は「団塊ジュニア」と呼ばれています。

大量退職がもたらした、人材ビジネス業界への影響

■日本の人口ピラミッド(平成25年10月1日現在)

1人の小さな行動も、群衆となれば周囲に大きな影響を及ぼします。団塊の世代はその人数の膨大さから、消費や流行などに大きな波を起こしてきました。年金制度や少子高齢化といった社会問題とも関わりの深い存在です。
何より大きな話題となったのが、団塊の世代の一斉退職による「2007年問題」。2007年から団塊の世代の定年退職が始まることをきっかけとして、退職金の負担増や消費への影響、そして労働力不足の問題が懸念されました。政府は、この事態を回避するために「改正高齢者雇用安定法」を発表。定年の引き上げや継続雇用制度の導入、あるいは定年の廃止のうちいずれかの措置を企業の実施義務としました。
このとき、団塊の世代の多くが再就職の道を選びました。勤めた企業に継続雇用された人もいますが、転職や海外ボランティアとして活躍する道を選んだ人もいます。

退職者の中から、熟練したスキルを持つ優秀な人材をスカウトする企業も現れました。

また、再就職先を探す団塊の世代を地方に呼びこもうとして、人口減少に悩む地方自治体がさまざまな誘致策を打ち出します。
現在では労働力不足を補い、人材を有効活用する意味も兼ねて、シニア・団塊の世代を中心とした人材派遣や人材紹介を行う企業が増えています。
しかし、2025年には、団塊の世代が後期高齢者となることで社会保障費が爆発的に増加する「2025年問題」が指摘されています。
介護・福祉分野ではこれによる人材不足が心配されていて、対策が急務とされています。

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