人材ビジネス用語集

歩留まり率(歩留まり) ぶどまり

「歩留まり率」とは、製造において投入した原料の量に対して、実際に出来上がった商品数の比率のことです。転じて人材ビジネスでは、主に、内定を出したうち実際に入社する学生の割合を指します。

詳しく解説

企業は雇用を決めた学生に対して採用内定を出します。ただしこの内定に拘束力はなく、学生は自分の意志で入社するかどうかを決めることができます。そのため、学生が「まだ就職活動を続けたい」「他の会社に行きたい」と望めば、内定を辞退することがあります。このような理由から、内定を出した数と入社する社員の数に差が生まれるのです。 もし、10人に内定を出して10人が入社すれば歩留まり率は100%。5人しか入社しなかった場合は50%になります。

内定者の歩留まり率や入社後の社員定着率が課題に

新卒採用は多くの時間と費用をかけて行われます。それは未来への投資であり、将来戦力となる学生への期待の表れです。しかし、何度も選考を重ね多くのコストを掛けて優秀な学生を採用しても、内定を辞退されてしまっては意味がありません。しかし、新卒の3年以内平均離職率は毎年30%以上。10人が入社しても3人以上が辞めていく計算です。

厚生労働省の調査データを元にクイックが作成しました。

基本的に、新卒採用はポテンシャル(潜在能力)を重視し、人材の今後の活躍に期待して採用するものです。新卒採用の結果が現れるのは入社から数年後ともいわれてい。そのため、新卒採用人材が入社し定着して初めて「成功」といえます。そこで、多くの企業が歩留まり率改善のためにさまざまな取り組みを行っています。

まず、歩留まり率が伸び悩む原因は、主に以下のようなものがあります。

  • ・学生の企業理解が不足している(採用のミスマッチ)
  • ・歩留まり率を意識した採用活動になっていない
  • ・内定者とのコミュニケーションが希薄である、あるいはズレがある


これらは原因の一例であり、企業や採用状況によってその課題は異なります。それに応じて、歩留まり率を改善する方法も変わっていきます。

具体的には、採用広告の刷新や内定者との積極的なコミュニケーションといった対処法があります。場合によっては採用ターゲットや採用計画を根本的に見直す必要もあるでしょう。歩留まり率向上のためには、採用のミスマッチを減らすことが不可欠です。

さらに、歩留まり率に加えて入社後の「社員定着率」も重要となります。人材を獲得し採用目標を達成する意味でも、最近は内定者フォローやキャリアアップ支援に力を入れる企業が増えています。

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